17.2.16

使い果たしてない気がします 運・2016

見つめ合う2人の様子が微笑ましく
幸せが降り注いでいるよう


ある人の思いは
美味しいケーキとなり
美しいヘッドドレスとブートニアとなり
2人の雰囲気にぴったりな式場の装飾となり
春を告げる卓上装花となり
涙あり笑いありのVTRとなる


徹夜で縫い上げたドレスは
女性達をうっとりとさせる



そんな素晴らしいお式の帰り道
シロクマを狩りました…笑
出席者のほとんどに当たるはずの
ビンゴでさえも当たった事のない 
アタシのある夜

2次会のゲームは
披露宴よりも
うんと高い競争率
さすがに 本当に 当たる気がしないと
番号が読み上げられる度に
何が当たったんだろ?と
野次馬気分

また1つ番号が読み上げられ
わーっという歓声が起こり
隣の男性が立ち上がる

拍手喝采の中
その人は前に進む

新婦であるnolumさんは
何やらゴニョ ゴニョ

さっきまでの商品とは
明らかに大きさの違うそれは
一旦は隣の席の男性に渡ったものの
自分のお店の品物だと分かると
大笑いしながら
次の方にまわします と
水色の包みはnolumさんに戻された
そして
次の番号が読み上げられる




84番
84番ってアタシー!!

当たりの宝クジを持って
爆笑しているnolumさんの元へおずおずと進み
つられてアタシもへらりと笑ってみる
当たる気分は悪くない

目の前には
つい数分前に辞退された
水色の包みが1つ

花嫁は
この場で包みを開けて下さいと
いたずらっ子みたいに目を輝かせている

(アレ?今までの人そんな制度あったっけ?)
(なんだかイヤな予感がしてきたんですけどー)
心の中でつぶやき
恐る恐る包みを解くと

先がツンっと尖った
おにぎりみたいな形のふわふわした物体が顔を出す



アタシはそうやって
天井を見上げている
困り顔のシロクマと対面を果たした

もはや包装紙にさえ包まれていないシロクマは
2次会の間中
テーブルの上でおとなしく天井を眺め
帰宅の時を待っていた

外は寒くシロクマにお似合いな夜だった

まるでバッグの一部のような
シロクマ

ともすれば
狩猟の帰りと間違われそうな
シロクマ

相方に後ろから呼ばれると
振り向きざまに
周囲の人に鼻パンチを繰り出す仕組みの
シロクマ

近々12にお目見え予定です


辞退された男性のお店というのが
アタシにとって
ある意味縁の深い場所…


そこまでさかのぼると
眠さで失神してしまいそうですので
本日はここまで
(続きの連載はございません)
それでは
おやすみなさい

E


佐賀市大財4-1-59
070-5278-6724
11:00-18:00
水曜定休
herzuretti.77@gmail.com
P 2台









0 件のコメント :

コメントを投稿